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ビルの高層階を大きく揺らす
「長周期地震動」に備える
長周期地震動とは、揺れが1往復するのにかかる時間(周期)が長い、ゆっくりとした大きな揺れのことで、震源から離れたところまで大きな揺れが伝わる特徴があります。
長周期地震動の特徴
長周期地震動階級
建物には固有の揺れやすい周期(固有周期)があり、離れた地域の高いビルにまで被害がおよぶ可能性がある場合、「長周期地震動階級」という目安で表します。
階級4 | 極めて大きな揺れ 固定していない家具の多くが倒れる |
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階級3 | 非常に大きな揺れ 立っているのが困難 |
階級2 | 大きな揺れ 物につかまらないと歩くことが困難 |
階級1 | やや大きな揺れ 室内のほとんどの人が揺れを感じる |
地震の発生を、テレビや携帯電話などで知らせてくれる緊急地震速報では、これまで、最大震度が5弱以上と予測された場合に発表していましたが、令和5年2月1日より、長周期地震動の階級3以上を予想した場合でも、緊急地震速報を発表することになりました。
高いビルやマンションにいる際に、緊急地震速報を見聞きした場合は、揺れが始まるまでわずかな時間しかありませんが、安全な場所で身を守る行動をとってください。長周期地震動による家具類の転倒、落下による負傷や避難障害の発生を防ぐために、事前に対策を行い、危険に備えましょう。