健康情報

実は深い関係にある
「口内環境とメンタルへルス」

ストレスは口内環境の悪化につながり、口腔機能の低下は幸福感の低下をもたらします。関係ないように思われる口内環境とメンタルへルスですが、実は双方向で影響し合っています。つまり、ストレスを解消することで口内環境が改善し、口腔機能を維持することで幸福感も維持できることになります。

ストレス ➡ 口内環境の悪化


ストレスを感じると交感神経が優位になり、唾液の分泌が低下します。唾液が減ると防御機能が低下するため口内環境の悪化につながります。また、噛みしめや歯ぎしりなどは、歯や歯ぐきの物理的なダメージとなります。

口腔機能の低下 ➡ 幸福感の低下


歯の欠損など口腔機能が低下すると、食べたいものが食べられなくなったり、人前で笑うことに抵抗を感じるようになります。食事やコミュニケーションなどの不自由が、生きる楽しみを損なうことにつながります。

監修:東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 う蝕制御学分野 主任教授 島田 康史

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