
健康情報
<女性の気になる病気ケアガイド>
若いころの骨量をキープ!骨粗しょう症
骨密度が低下して骨折しやすくなったり、将来の寝たきりや要介護のリスクも高める骨粗しょう症。ホルモンの影響や体格が小さいことなどから女性がなりやすい病気の1つです。骨をためておく生活を心がけましょう。

食事と運動で骨密度を下げない生活を
骨量は20~30代の成人期にピークを迎え、50代に入ると急速に減っていきます。その大きな要因となるのが閉経です。閉経期になると、骨をとかす細胞の働きを抑える女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り、骨量は徐々に減少します。さらに、婦人科系の治療をしている人、卵巣や子宮を摘出した経験のある人、授乳中の人もエストロゲンの量が下がるので注意が必要です。日ごろから、骨をためる生活習慣を心がけましょう。
「食事」で骨を強くする
骨の材料として不可欠なのがカルシウム。骨粗しょう症予防に必要な量は1日800㎎です。牛乳・プロセスチーズといった乳製品や骨ごと食べられる小魚、豆腐などの大豆製品のほか、小松菜にも多く含まれます。カルシウムの吸収を助けるビタミンD(鮭、いわし、きのこ類など)や、カルシウムの沈着を促すビタミンK(納豆、ほうれん草、キャベツなど)と一緒に食べると効果的に摂取できます。
「運動」で骨に負荷を与える
骨は、重力などの負荷がかかることで太く丈夫になります。ウオーキングやジョギング、階段の上り下り、踏み台昇降などの運動を、1日30分程度行いましょう。刺激されることで骨をつくる細胞が活発になります。両足を肩幅程度に開いて立ち、かかとを上げてからストンと落とす「かかと落とし」を家事の合間に行うのもおすすめです。
また、母親や祖母が骨粗しょう症の場合、生活習慣・体形が似ていることなどから、早めに骨量の検査をすることが推奨されています。心あたりのある人は医療機関で相談しましょう。
POINT 日光浴が効果的!
骨粗しょう症というと高齢者に多い病気のイメージがありますが、近年は若い人にもふえています。無理なダイエットによる食生活のかたよりや運動不足、極端に日光を浴びない生活などが原因です。
カルシウムの吸収を高めるビタミンDは食事からの摂取だけでなく、日光を浴びることで皮膚でもつくられます。日光浴の時間は1日10分程度でOK。短時間であれば過度な日焼けを避けつつ、かつビタミンDの生成も促されることがわかっています。
監修 上西 一弘先生
女子栄養大学栄養生理学研究室 教授









